吸湿発熱繊維

ぶんです。

昨日嫁の買い物に付き合いがてら、ちょっとだけg.u.へ。
寒くなってきたので、店内にはメッシュ素材の「ヒートテック」がズラリ。

この「ヒートテック」も含め、吸湿繊維。しまむらやイオン、西友なども採用して販売しています。もちろん我々「A’LERU」のマイクロミニメッシュも持っている機能。

じゃ、仕組みはいったいどうなっているの?と考えてみると、「繊維に生石灰でも塗りこんであるのかな・・」なんて考える人もいるかもしれません。生石灰に水を加えると、発熱反応を起こしますからね。でも、仮にそういった水との化学反応による発熱だったら、洗濯したらおしまい。

実は気化熱の逆「反応熱」を利用しているのです


気化熱とは水分が気化する際、そこから奪われる熱の事。注射する時、アルコールを腕に塗るとヒヤッとするあの感じ。


で、凝縮熱とは、気体の水(水蒸気)が、液体に変化する際に発生する熱の事。普段の生活の中では、あまりこの現象を経験する事は少ないですが、例えば霧のでる朝は生暖かく感じられるのがこの熱によるもの。


意外に水と水蒸気の変化に伴うエネルギーの移動量は大きいのです。

つまりヒートテック(吸湿繊維)とは体から出た水分をウェアの繊維が吸着した時の気化熱または凝縮熱を利用しているのです。外気の状態によって体感温度が変わるのですね。


とすると、別に特殊な繊維でなく普通の木綿やウールなどでも同じ現象はおきます。差があるとすれば繊維が保持できる水分量の違い。目が細かく(通気性)、肌との接触面が多いほうが良いという事になります。

 

本日g.u.で見てきたヒートテック。生産国はバングラディシュで、びっくりする位薄く、化学繊維だけで組成されておりました。我々のマイクロミニメッシュはマレーシア産でもっと厚く、綿も含んでいるので随分違うなというのが正直な感想。

手前味噌ですが私はマイクロミニメッシュの方が好き。何よりチクチクしません。

印刷で考えていましたが、キャンペーンが終わったらユニクロと同じように無地でもご提供してみようかなと、今日見学に行って思いました。広告宣伝では当然勝負にならないので、どうやって告知をするかが大きな課題ですがね。

そんな事を考えてたら、嫁さんが長男の靴下を購入してました。
 

お仕事

Posted by DSBUN