ジャカルタ

ぶんです。

先週の7/27~29の3日間、現地滞在二日で初めてインドネシアのジャカルタへ行ってきました。インドネシアは治安が悪く危ないことと、英語が通じないのです。

話が前後しますが、このインドネシア出張に関しては意味があるのかどうかが今のところ微妙です。というのも具体的にはプログラマーとの打ち合わせをメインに行ったのですが、インドネシアの物価は約日本の10分の1ですが、我々の業界での平均コストは日本とほぼ変わらないどころか、むしろ高いのです。ただ、会って非常に頭が良いなと感じたので、検討の価値はあると思っています。

打ち合わせした現地プログラマーとその相方。二人とも相当頭が良いと思います。

インドネシアの人口は2億4000千万。日本の2.4倍で、首都のジャカルタだけでも1000万人以上の人々が住んでおり、やはり暑いです。
お金の単位は「ルピア」。日本の1円が大体インドネシアの100ルピアに相当します。何しろ丸が多いので最初慣れるまでがとても大変でしたが、日本円にするには丸を二つ隠せば良い事が解り、後半はスムーズに動く事ができました。

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空港に到着し、インドネシアに入国するにはまず滞在ビザでUS25取られます。これは出国時も同様、最低50$必要です。

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シンガポール発のタイガーエアライン。2人で往復SGD320$(2万円)と格安。

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インドネシアのイミグレーション(入国管理)

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入国してすぐのタクシー会社を利用した所、ジャカルタ市内まで20万ルピア。安全でしたが今思うと高いです。

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宿泊したベストウェスタンホテル。33階建て、プール、スパ、セーフティボックス完備、ガードマン付、朝食付で2泊SGD150$(9500円)。インドネシアのホテルは日本人にとっては安いです。

貧困の差が非常に激しく、ホワイトカラー(頭脳労働者)のサラリーは日本と同額もしくはそれ以上。ブルーカラー(肉体労働者)のサラリーは日給40000ルピア(約400円)だそうです。

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ジャカルタのスラム街

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アーク溶接をしている人、なんと素手!!

とにかく人が多いのと、交通とゴミに関してのモラルがかけ離れているので、至る所で渋滞やゴミの山ができています。路肩にある川(生活廃水路)にはゴミが浮かび、悪臭が漂っています。大気も排気ガスでのどが痛くなるので、向こうについてすぐにマスクを購入しました。

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川底にも相当ゴミが溜まっているのでしょう。泡が出ていてガスが発生していました。

政情が不安定なため、ホテルやショッピングモールもテロを警戒しており、入場するのにセキュリティチェックがあります。(私は日本人なのでそのままスルーされることが多かったのですが)

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ショッピングモールのエントランス。必ずセキュリティチェックを受けなければなりません。

移動はタクシー、ミニタクシー(バジャ)、バイクタクシーの3つ。ミニタクシー(バジャ)、バイクタクシーは安いですが運転が滅茶苦茶に荒いです。荒いなんてもんじゃないですね!我々が後ろに乗っているのに、エンジン全開&ドアも満足に閉めないで道路を逆走してしまうほど。もちろんホーンは鳴らせっぱなし。

料金はタクシーが15~20万ルピア、バジャが1~3万ルピア、バイタクが1万ルピアって所です。最初はぼったくられる事や見知らぬ場所に連れて行かれる事を恐れてタクシーだったのですが、一度覚悟を決めてバジャに乗ってみたところ、運転は荒っぽいけど目的地まで何とか早く到着させようとするプロ意識、料金の公正さ(お釣もちゃんとくれます)、どのドライバーも人懐っこく優しいのです。慣れたらバジャばかり乗ってて、この街がだんだん気に入ってきました。

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バイクの数が凄まじい!!ホンダのWAVEまたはDREAMが人気で、小売価格は1台4千万ルピア(約40万円)だそうです。

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三輪ミニタクシーの「バジャ」窓なし、冷房なし。1~3万ルピア。

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バジャの運ちゃんに頼んで街をぐるり。20万ルピア。怖い顔してるけど、優しくて控えめな人でした。

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現地の人にはドアは開けっぱなしが当たり前。身振りそぶりで話しましたが非常に面白い!!文化の違いなんですね。

道路は常に渋滞。歩道が無いので車道を強引に横断するしかありません。所々にある陸橋は路上生活者の家となっているようで、物乞いの夫婦とその子供が直に寝てました。可哀想だと思い何度かお金をあげたのですが、後で聞くとイスラムには「貧しいものには財を分け与えよ」という教えがあり、生活するにはそれほど困らないそうです。それでも地べたで寝ている子供たちを見ると、やはり後ろ髪引かれる思いがしてしまいます。

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夕食は近くのホーカーセンター(屋台村)にて。インドネシアはイスラム教の国で戒律が厳しいですが、お酒に関してはそれほどうるさくない様で、意外にも安かったですね。アンカービール19000ルピア(190円)、ビンタンビール
21000ルピア(210円)でした。マレーシアではビール1本1,000円します。 

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ポピュラーなアンカービール。ちなみにタバコは15000ルピア(150円)

買い物は5~6階建てのショッピングモールに電化なら電気屋、洋服なら洋服屋がこれでもかというくらい集まっており、お店の数に驚かされます。大抵のものには値段は書いておらず、全て交渉。少しですがスーパーもありました。

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足マッサージ。70分40000ルピア(400円)

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電気ショッピングモールにて

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ローカル企業製の炊飯器。約3700円。

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日本からの輸入品コーナーにあったEGO社製の「ビスケシト」「ビスケット」って言いたいのは解るけど。。。(笑)

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こちらは防虫剤、「ダソスロシカー用」。カタカナは日本独自ですので翻訳は難しいでしょうね。

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ンドネシアは汚くて人が多く、政情も不安定と行く前は怖くて仕方がありませんでしたが、実際に行ってみると人々は優しく温厚で、とても穏やかです。うんざりするほどの渋滞と雑踏とのギャップが返って興味深く、私はこの街が結構気に入りました。ただ、お仕事としてはちょっと難しそうだなと思う点、シンガポール政府の方針で今年の10月に格安航空のエアポートが閉鎖になってしまう事も含め、今後再びこのジャカルタを訪れるかどうかは不明です。

ただ、通訳を手伝ってくれた後輩と夜食事の時やホテルでたくさん話す機会が持てた事だけでも今回の価値はあったと思ってます。またいつか!!

お仕事

Posted by DSBUN